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社員ブログ

2020.06.29

私の営業店出向生活

 私は入社2年目の1年間、紀陽銀行の営業店に出向し、銀行員の仕事に取り組みました。
 これは、現場の営業店でシステムがどのように活用されているかを知るため、毎年当社が取り組んでいる試みです。さらに、その年の新入行員と共に新入行員研修を受講することで、営業店で担当している業務以外の銀行業務を取得することができました。今回、1年間の営業店出向で感じたことをお話しします。

 

■大変だったこと

① お客様からの電話対応

 当社のようなシステム会社にかかってくる電話の大半は企業様からの電話となっています。そのため、相手から担当者を指定されるため、自分の業務にかかわりのない電話はすぐに担当者につなぐことができます。しかし、営業店では個人のお客様からの電話が多く、お問い合わせ内容に応じて担当者につなぐ必要があります。私が出向した営業店は50人超の行員が在籍していたため、行員と担当業務を一致させるのに時間がかかりました。また、内容によっては自分で対応することもあり、対応に苦戦した日々は今でも鮮明に記憶に残っています。

② 銀行業務以外の仕事

 当社のビルでは、来客の対応は守衛さん、トイレ掃除は清掃業者がしてくれています。しかし、営業店では来客の対応やゴミ出しは自分たちで行います。そのため、自社ではやらなかった仕事も多く経験しました。毎朝の作業も最初は時間がかかり苦労しましたが、徐々に短時間で終わらせることができるようになり効率的にこなせるようになりました。

 

■よかったこと

① 銀行業務の知識が身についた

 1年間、営業店での業務を通じて銀行業務にまつわる知識をつけることができました。その成果は出向が明けてからすぐに感じられ、1年目の時は分からない言葉がシステムと銀行業務の双方でありましたが、出向が明けた3年目の現在は銀行業務からのアプローチで案件を解釈することができました。

② 多くの人に出会うことができた

 私が出向した営業店は50人超の行員が在籍しています。また、銀行は人の入れ替わりが激しく、人事異動により多くの行員が出向先の営業店に着任されました。当社の社員数は300人程度なのですが、これほどの方にお会いする1年間はないのではと、思います。

③ お客様対応をする機会が多かった

 銀行の営業店では毎日多くのお客様からの電話対応や来店対応を行います。営業店出向する前は、学生時代のアルバイトを含めてもお客様対応の機会がほとんどなかったため、苦労することがたくさんありました。出向が終わり、直接お客様対応をする機会は減りますが、この経験を活かし、システム開発・改修の背景にはお客様がいることを念頭に、より良いシステムつくりに取組んでいきたいと思います。

 

1年間出向生活を過ごし、やはりシステムのスキル的な側面で遅れを感じることもありますが、非常に貴重な経験をすることができたと感じています。今後は、この経験を活かして、日々の業務に精進します。

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