紀陽情報システム株式会社

コラム

デジタル音楽のススメ

iPodの爆発的なヒットで一般的になったデジタル音楽ですが、仕組みを知ることで楽しみ方が広がります。簡単に楽しむためのヒントなんかを紹介しようと思います。

※フラッシュアニメを見るにはプラグインが必要です。

自由に楽しむならやはりパソコンが必要
デジタル音楽を自由に楽しむためには、今はまだパソコンが必要です。ようやく各日本のオーディオメーカーがパソコン無しでデジタル音楽を利用できるHDDコンポを発売し始めましたが、まだ制約が多く楽曲を自由に扱うことができません。それよりも問題なのは、バックアップができないことです。IT業界に携わっている我々にとっては痛いほど良くわかっていることですが、家電ではまだまだ考慮されていないことが多いのが実情です。「内蔵HDDが80GBで約40,000曲収容できます。」なんて謳い文句で宣伝されていますが、HDDが壊れた時のことを考えると怖い物があります。せめてUSB内蔵の機種は外付けHDDとかを取り付けられると安心感が出ると思うのですが一考してもらえないものでしょうか。その点パソコンだとバックアップ方法はいくらでもありますので安心して使えます。

デジタル音楽ファイルの形式を覚えよう
パソコンでデジタル音楽を取り扱うにあたって覚えて欲しいのが、ファイル形式です。10数年前に規格化されたMP3と呼ばれる圧縮ファイル形式から始まりましたが、今ではメーカー・各団体の思惑でいろんな規格が作られています。現在流通している代表的な規格には、MP3、WMA、AAC、ATRACの4つがあります。それぞれの規格について簡単に紹介しておきます。

  • MP3
    MPEG−1 Audio Layer−3の略でビデオ圧縮規格であるMPEG−1のオーディオ規格として開発されたものです。パソコンの世界では一番普及しているファイル形式です。著作権保護機能は無く、音質は普通と言われています。
  • WMA
    Microsoftが提唱するファイル形式。Windowsの標準機能で作成変換できます。著作権保護機能もあり、音質はMP3より少し良いと言われています。
  • AAC
    Advanced Audio Codingの略でMP3を超える高音質・高圧縮を目的に標準化されたファイル形式です。デジタル著作権管理(DRM)によるコピー制御信号を掛けて利用されていて、iTunesの標準形式でiPodや着うたフルの普及によりMP3に代わるデファクトスタンダードとなってきています。音質はかなり良い方だと言われています。
  • Atrac
    Sonyが開発し、音楽用のミニディスク規格で採用されたファイル形式です。PCや携帯プレイヤーでは改良が加えられたAtrac3が利用されています。著作権保護機能が厳しく、Sony製以外のプレイヤーでは再生できないなど制限が多すぎて今一つ普及していません。

お薦めのファイル形式はMP3
私のお薦めは、制約が少なく普及率の高いMP3です。音質に関してはビットレートを上げればそれなりに解決できますので、ファイルの自由度と再生環境の豊富なMP3で管理・保管することをお薦めします。
お薦めついでに、私が使っているMP3関連のソフトウェアを紹介しておきます。

  • CDEX
    CDからMP3に変換するためのソフトウェア。CDDBから曲情報を自動採取して曲名・タグ情報を自動でセットしてくれます。
  • STEP
    MP3タグ情報を編集するためのソフトウェア。EXCEL感覚で編集できます。
  • iTunes
    Apple社が提供しているiPod用の、楽曲管理・再生・変換・転送するためのソフトウェア。iPod用ですがiPodを使っていない方でも多機能な楽曲管理・再生ソフトウェアとして便利に使えます。

いずれも、無料で利用できるソフトウェアですので、ネットで検索・入手して使ってみて下さい。

携帯プレイヤーに関しては、各メーカーから工夫を凝らした製品がいろいろ発売されていますので何を選ぶか悩むところですが、有名メーカ製であれば変換・転送等のソフトウェアも添付されていますので、好みのデザインだけで選んでも良いと思います。また、機会があれば、自分の使い方に合ったプレイヤーを選ぶポイントについて紹介したいと思います。

2007/08/14 Posted by N.Y.