紀陽情報システム株式会社

コラム

都会の星空へようこそ

子供のころは家の近所の公園から星を眺めていました。といっても街中に住んでいたので、満天の星空とはいきませんでしたが、今の都会には星空どころか、空もビルで区切られた一部しか見えません。

でも、都会でも満天の星空を見られるところがあります。
そう、プラネタリウムです。
私は子供のころからプラネタリウムを見るのが大好きでした。一時外界から切り離された星の世界に浸ることができるから。そこで、プラネタリウムについて少し書いてみようと思います。

プラネタリウムとは、元々、惑星(プラネット)の運動を再現し映写する装置のことで、現代では惑星のみならず恒星を含む星空全体とその運動を再現する装置です。ドーム状の建造物の内部に設置された投影機から星の像を天井に投影、投影機を精密に動かして星空の運動を再現し、地球上の任意の場所・時代の星空を投影することができる機能を有したもので、科学館や博物館を中心に設置されています。

本体である投影機の構造は、電球の光を使って星像を投影する光学式、ビデオプロジェクターを使ってドーム全面に投影するデジタル式、その両方を取り入れたハイブリッド式があります。2007年現在最も多く保有している国はアメリカで、その次に日本の約300基が続きます。(高知県を除き1県に必ず1基はあるそうです。)また施設のドーム直径の大きさは世界5位までが全て日本のもので、愛媛県総合科学博物館にある直径30メートルのものが世界最大です。

(写真は和歌山市立こども科学館の光学式投影機)


■私とプラネタリウムとの出会い
私が始めて行ったプラネタリウムは地元和歌山の水道坂(和歌山市鷹匠町)にあった「和歌山天文館」でした。ここは、大阪市立電気科学館(現大阪市立科学館)で初代プラネタリウム主任を務めた高城先生が設計施工した、日本で5番目にできたプラネタリウムでした。投影解説も高城先生と奥様が2人でされており、みんな立ったままで見ていたと記憶しています。それから、日本で最初に設置された、大阪市立電気科学館にも子供のころに両親に連れられて何度も行った記憶がありますが、いつも込み合っていたのを覚えています。大人になってからも新しい土地を訪れるたびにプラネタリウムを訪れていて、新婚旅行先で妻と一緒に地元の科学館にプラネタリウムを見に行ってあきれられました。

■プラネタリウムの楽しみ方
さて、私のプラネタリウムの楽しみ方ですが、まず、必ず双眼鏡かオペラグラスを持って出かけます。 先にあげた光学式の場合は、双眼鏡で拡大しても十分見ごたえがあります。惑星や天の川が本物そっくりに見えるものもありますので、まるで田舎に星を見に行っているような気分になれます。ドームの中で座る位置も決まっていて、プラネタリウムの操作台がドームの中にある場合はそのそばに座ります。操作する人はすべてを見通す必要がありますから、その近くがもっとも見晴らしのいい場所です。(ただし、真南の低いところは投影機の影で見えませんが。)

説明内容は一時期自動投影が主流でした。内容は凝っていましたが、味気ないものでした。最近はまた解説員の方が肉声で行うところが多いような気がします。(私はこちらのほうが好きです。)

子供たちも楽しめるので家族づれでもいいですし、大人どうしで行ってもマニアックに楽しめる。しかも日本中どこにでもあるプラネタリウムにあなたも一度行ってみてください。

2008/01/18 Posted by R.K.