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コラム

「卓球」というスポーツに魅せられて

みなさんは「卓球」を思い浮かべるとどんなイメージでしょうか。

おそらく「室内」「緑色」「温泉」などが目に浮かぶのではないでしょうか。特に、温泉宿で風呂上りに卓球で遊び、汗をかき、再度温泉に入ってしまったことのある人は私1人だけではないはず。上手、下手に関係なくだれでも熱中してしまうスポーツであると自分は思っている。それは、ラケットに当て返球し得点を争うという単純なスポーツだから・・・。マラソンで「走っている姿」だけでつい見入ってしまうという感覚に似ている。

起源をたどると、卓球は19世紀後半にイギリスで生まれ、その後発展したそうだが、もともとテニス選手が雨でテニスができず室内のテーブルでまねごとをしたのが始まりだといわれている。現在は、青色のテーブル、オレンジ色のボール(直径40ミリ)が主流であり、有名人「愛ちゃん」効果でテレビのゴールデンタイムでも放映されるようになった。私が始めたころは到底想像できなかったことだ。また最近は、大きなボールで打ち合う「ラージボール(直径44ミリ)」まで出現した。44ミリのボールは、柔らかく、スピードが出ず、変化のつけにくい構造で老若男女問わず愛されていることは知っているだろうか。接する機会があれば一度やってみてはいかがでしょうか。

さて、私が「卓球」という深みにはまった理由は、冒頭に書いたとおりお遊びからであるが、あるときヒョンなタイミングでボールに強烈な回転をつけることができ点数を取った。うれしかった。これが始まりとも言える。
当時どんなふうにすればよいか分からず、上手な人を真似してやったことを思い出す。そのうちボールに対して「下」「上」「右横」「左横」「ななめ」などさまざまな回転があることに気づき、さらに点数を取ることができるようになった。
しかし、経験を重ねていくうちに試合は「ごまかしあい」であることに気づく。
・下回転を切ったふりをして無回転のボールを出し相手のミスを誘う。
・右回転を左回転に見せかけミスを誘う。
など、練習を重ね上手くなればなるほど「ごまかしあい」の激しさが増す。
頭で考える勝負から、「技術」→「プレッシャー」→「体力」との戦いとなり、全てを切り抜けられたとき勝利が待っている。試合に勝ったときのうれしさは、自分だけではなく指導者、先輩、同僚、後輩、父兄などの関係者もうれしい。しかし、「本当の満足感」は本人にしかわからない。

頂点を極めたアスリートから「ゾーンに入った」という言葉を聴いたことはないだろうか?
具体的には、「人間の反射神経を超える反応」や「マラソンの後半で苦しさから解放される」など、各スポーツでまちまちであるが、「精神・技・体力・集中力」が極限まで達し、自分の能力が100%を超える力が発揮できた状況のことをいう。特に、試合に勝ったときのあの一瞬はどうだったかとの問いに対して出てくる言葉だ。みなさんが知っている北京五輪での「何にも言えねえ」という言葉は、おそらくゾーンに入りこみ自分自身の達成感に包まれていたのであろう。

自分はたまたま「卓球」というスポーツを通じて経験してきたことであるが、他のスポーツ、学生生活、仕事にも共通するのではないかと考える。
一度、本気になって何かに魅せられ「貴重な経験を得る」ことに流されるのもいいのではないでしょうか。



2009/01/09 Posted by K.T.


  • 今後の試合日程(2009年1月9日現在)--->PDFファイル

全国レベルの試合を記載していますが、地域レベルまでの小さな大会を含めるとほぼ毎週、各県(各地域)で大会が行なわれています。日本卓球協会ホームページなどに日程が掲示されていますのでご参照願います。