紀陽情報システム株式会社

コラム

京都市街ポタリングの薦め

上賀茂神社

1年程前の弊社のコラムにも掲載されていたが、最近のエコ&健康ブームもあいまって、趣味、健康対策として自転車に乗る人が増えてきている。自転車の特徴として、ジョギングやウォーキングに比べて長時間乗り続けられ、結果としてかなりの距離を移動できることがあげられる。(体力がない私でも、何とか一日で100km程度は走れる。)
スポーツ志向の方で、純粋にトレーニングとして走るのならば、同じコースでも問題ないだろうが、私のようにメタボ対策+アルファ(景色をながめたり、うまいものを食べたり)で、どちらかと言えばアルファ部分が主目的の場合、「いかに違う風景を眺めて走れるか」ということが、自転車に乗ることを継続させる重要なファクターになってくる。(そんな目的で自転車を続けても意味があるのかという話もあるが・・・・。)こんな風に、景色を眺めながら観光地などでのんびりと自転車に乗ることをサイクリングではなく、「ポタリング(和製英語)」と言うそうだ。
(写真:京都「上加茂神社」)

南禅寺さて、実際ポタリングのために観光地を訪ねる場合の方法として
(1)ひたすら自宅から自転車で走っていく。
(2)車、電車を活用して目的地近くまで移動し、そこから自転車で廻る。
(3)観光地などで、レンタサイクルを利用する。
などが考えられる。(1)は時間と体力のある方に限定される方法であり、実際は(2)・(3)の方法が一般的だと思われる。私は、専ら折りたたみ自転車を車や電車で運ぶ(2)の方法を利用して、頻繁に京都を訪れている。(京都はレンタサイクルも多いので(3)の方法でも、もちろん大丈夫。)よく行くのは春の梅・桜の季節と、秋の紅葉の季節であるが、いずれにしても観光客があふれている時期である。現地でバスやタクシーを使っても、渋滞でなかなか移動できないが、自転車を使うとかなりのスポットを見て廻ることができる。
(写真:京都「南禅寺」)

法然院一日でどれぐらい廻れるかというと、例えば去年の秋の紅葉巡りでは、京都駅→円山公園→南禅寺→永観堂→哲学の道→法然院→銀閣寺→詩仙堂→円光寺→曼殊院→赤山禅院→八瀬界隈→岩倉実装院→上賀茂神社→下鴨神社→京都駅 といった具合である。興味がある方は地図で調べていただければわかるが、これらのポイントは京都の東側・北側に集中しているので走行距離は50km程度。八瀬や岩倉といった北の方のスポットを省略すれば、30km程度のコースとなる。普段自転車に乗らない方なら、「えっ?50kmも」と思われるだろうが、普通にママチャリで走っても時速15kmは出る。市街地の場合、信号などでSTOP&GOを繰り返すこととなるが、それでも平均時速10km程度。現地での観光時間を考えると50kmは無理としても、観光スポットで休憩を取りながら30km程度を半日かけて廻ることは、普段自転車に乗られていない方でも十分可能だと思う。
(写真:京都「法然院」)

京都は古い町であるため、観光スポットの間にある町屋やお寺のたたずまい、路地の雰囲気、あるいは疎水や高瀬川沿いの桜や紅葉の風景、そういった風景を眺めながらのんびりと自転車で散策すると、きっと車やバスでの移動とは違った新しい京都の表情が発見できると思うので、是非一度京都の街中を自転車でぶらぶら観光する「ポタリング」を試されてはどうだろうか。

2009/09/18 Posted by K.K.

掲載する写真は、文章と一緒に寄せていただきました。