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コラム

私にとっての癒し〜Healing〜

最近では、誰にでも1つは自分にとっての“癒し”になるもの(例えば、子供やペット、音楽やセラピーなど)があると思いますが、“癒し”という言葉が一般的に使われるようになったのは、それほど昔のことではないということをご存知ですか?
元々は、宗教的な意味を含んで奇跡的な治癒を行う動作を指す言葉だったようです。それが今のように「和みや安らぎを感じさせてくれるもの(癒し系)」として、耳慣れた言葉になったのは、2000年に入った頃からだというから驚きです。誰もが何か安らぎを求めようとする時代背景が、“癒し”という言葉を急速に広めたのかもしれませんね。

写真:縄文杉 さて、前置きが長くなってしまいましたが、私にとって一番の“癒し”は「自然の中で過ごすこと」です。森林トレッキングやホーストレッキング(※)など、「仕事に疲れたら自然に帰ろう!」と言った感じで、森の中に出かけて行きます。森林浴には幾つかのリラックス効果がありますが、その1つが、よく耳にする「マイナスイオン」です。滝など細かい水しぶきのあるところにはマイナスイオンが多く存在し、心地よさを感じさせてくれます。もう1つには、あまり聞き覚えのない言葉だと思いますが「フィトンチッド」というものがあります。「フィトンチッド」とは、樹木から発散される独特のにおい成分のことで、抗菌・消臭の効果があり、この香りを嗅ぐことで精神的な落ち着きが得られます。他にも、森の緑は目にも優しく、長年この仕事を続けているにも関わらず視力1.5を保っていられるのは、自然を眺める時間が長いからなのかなぁって思ったりもします。

私が行った中で一番のお勧めスポットは、なんと言っても屋久島です。最大の屋久杉である縄文杉を見ようと思うと、かなり気合を入れて山登り(8〜10時間コース)をしないといけませんが、辿り着いた時の気持ち良さは格別です。また、そこまで行かなくても、島の約5分の1が世界自然遺産に登録されている屋久島では、至るところで空気のおいしさ・清々しさを味わうことができます。何かとせっかちな性格の私ですが、緑が多く空気のおいしい環境に身を置くと、本当にゆったりとした安らいだ気持ちになれます。

写真:縄文杉数ヶ月前に和歌山を離れ、ちょっと外に出れば大勢の人や建物ばかりの中で生活を始めた私にとって、周りを山や海に囲まれた自然の多い和歌山は、そこで生活しているだけで、少なからず私に“癒し”を与えてくれていたのかなぁ・・・と感謝の気持ちを持つようになった今日この頃です。

2010/01/14 Posted by R.C.



※ ホーストレッキング:馬場を出て楽しむ野外乗馬。山道などを馬とともに散策する。(出典: 大辞林 第二版)
掲載する縄文杉の写真は、文章と一緒に寄せていただきました。