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コラム

心理効果について

お父さんと野球「ピグマリオン効果」って聞いたことがありますか?ギリシャ神話に出てくるピグマリオン王の逸話に由来します。彫刻が好きなピグマリオン王は、自ら作った象牙の女性像に恋をしてしまい、その彫刻を生きた女性に変え妻にしたいと熱烈に祈っているうちに、美の女神ビーナスがこの願いを聞き入れて、その彫刻に生命を与え人間にしたというお話です。彼の思いが不可能を可能にしたと言えるでしょう。このように人間の強い思いや、心の底にある無意識な感情が、まわりの人に対して意外な働きかけをすることがあります。

我が家の子供(保育園児)は足(かけっこ)が速く、運動会では毎年余裕の1位です。保育園の先生からは、足が速いだけでなく色々な運動をするときも、皆のお手本となるくらいスポーツができると聞きます。親バカな私は、子供に対してスポーツの才能を信じ期待することで、子供もその期待に応えるよう「誰にも負けたくない!」という意識を強く持ち、運動に関しては努力をします。(ただの負けず嫌いのやんちゃ坊主かもしれませんが..!?)

キーボード このような傾向は年少期によく見られると言われるのですが、私は大人であっても、期待されればそれに応えようと努力すると思います。例えば職場においては、ピグマリオン効果と似た概念として、「ホーソン効果」と呼ばれるものが存在します。「労働者の作業成果は、上司から注目されることと、周囲の関心に影響を受ける。」という効果のことです。作業成果はその作業時間と、報酬(賃金)の影響を受けると考えることが自然であると思われますが、実際はそれ以上に、上司や周囲からの期待に左右されるというのです。過剰な期待はプレッシャーのもととなり、必ずしも成果に直結するとは言い難いのですが、適切に上司から目をかけてもらい、周囲からも関心を持ってもらうことが、労働者の生産性を向上させると考えられます。


このように「人は常に相手の期待に対し、最も敏感に反応する」と言えます。なんとなく分かるような気がしませんか?この心理(ピグマリオン効果・ホーソン効果)、家庭や職場で上手く利用してみては如何でしょう?

2010/02/15 Posted by K.H.