紀陽情報システム株式会社

コラム

ヒューマンエラー

デジタルイメージシステムの開発に携わっていると、開発するプログラム商品の品質の向上であったり、システムでの障害の抑止への取り組みというのは、非常に重要な課題です。そのプログラムを生産したり、システムを運用していくのは人間です。人間である限り、うっかり、思い込み、勘違いなどといった事情で、人為的過誤や失敗(ミス)を起こしてしまいます。このことは『ヒューマンエラー』と呼ばれています。システム開発でいえば、開発したプログラムのバグ(※)から障害を引き起こしてしまったり、システムの運用部門でのオペレーションミスから障害を引き起こしてしまったりというトラブルの根本原因は、この『ヒューマンエラー』がほとんどであると考えられます。

人間の注意力には限界があり、どんなに注意深く慎重な人であっても、『ヒューマンエラー』を起こすことがあります。これは様々な職種において、経験を重ねた熟練者であっても、また、それがルーチンワークであっても起こりえる事です。業界こそ違いますが、この『ヒューマンエラー』が医療現場や運輸現場で起こってしまうと人命に関わることもあり、新聞等で重大な事件、事故として目にすることになります。

では、『ヒューマンエラー』が起こってしまったら、どのように対応をおこなえばよいのでしょうか?

ネットワークイメージ その原因を引き起こした対応者に対し、管理者が「もっと気をつけるように」と注意し、対応者も「今後は気をつけます。一層の注意を払います」といったやりとりで終わってしまってはいないでしょうか?このような精神論では抑止対策にならず、その問題を起こした作業を取り巻く「原因」を分析し、改善策、対応策を打ち立て、改善、対応するなど“再発させない仕組み”を作っていくことが必要です。これはビジネスの場面だけでなく、ちょっとした日常生活でのミスにもあてはまります。たとえば、忘れ物をした、遅刻したなどいろいろなミスが日常でも起こります。その場面で、次から「気をつけよう」と心に思って終わりにするか、次に失敗しないようにそこで何か“仕組みを作る”かによって、ずいぶん違ってきますよね。


2010/05/20 Posted by M.H.

※ バグ:コンピュータプログラムの製造(コーディング)上の誤り・欠陥。
(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)