紀陽情報システム株式会社

コラム

森の癒し

森林自然の中にいると、何もしなくてもただそこにいるだけで、心が癒されていく感じがします。「森林浴」という言葉はもうお馴染みですが、「森林浴」から一歩進んだものに「森林セラピー」があります。

現代社会では、さまざまなストレス解消方法が求められるようになっていますが、森林浴の癒し効果を科学的に解明し、医学的なエビデンス(証拠)に裏付けされた森林浴効果を心と身体の健康に活かそうという試みが「森林セラピー」です。メニューとしては、自由に森林散策やウォーキングを行うものから、森林の中でのストレッチや体操、アロマセラピー、クラフト作り、温泉・露天風呂、郷土料理、などなど。体力や好みに合わせて組み合わせて行います。(「森林セラピー総合サイト」より)


森林以前、かつらぎ町の花園で、森林の中で行うヨガを体験したことがあります。屋外にシートを敷いて、森林の中でヨガのゆっくりした簡単な動きと呼吸法を行いました。はじめてすぐに、まず木々の上に広がる青い空に白い雲が動いていくのが目に入りました。自然の風景を眺めるだけでも心が落ち着いてきます。風が肌にあたるのを気持ちよく感じながら、さらに集中してヨガを続けていくと、だんだんと木立の葉が揺れる音、遠くの川の水が流れる音が聞きとれるようになってきました。自然の中でのヨガは初めてでしたが、徐々に五感が研ぎ澄まされていくのが感じられました。呼吸するたびに、新鮮な空気と木や土の独特の香りが身体に取り込まれてきます。目を閉じるといっそう感覚が敏感になり、早朝のヨガでは薄暗がりから太陽が昇ってきて、次第にあたりが明るくなっていくのが体感できました。これらの経験で、普段の生活にない、ゆったりとした時間の流れの中に身をおいて、しばし夢心地な時を過ごすことができました。もともとヨガは、呼吸や簡単な体操を通して心身の調和を図っていくものです。森林の癒しの力との相乗効果で、肉体や精神の緊張が解きほぐされ、よりリラックス・リフレッシュすることができました。

森林セラピーは、将来的には医療分野の各種療法を担う可能性があるとのことです。私自身、花園で森の癒しの力を実感しましたので、森の癒し効果がさらに解明され、セラピーメニューが確立されることを期待したいと思います。

2010/12/15 Posted by M.U.