紀陽情報システム株式会社

コラム

プラモデル

私が小学生の頃は、よくプラモデルを組み立てていました。お小遣いでプラモデルを買ったときは、家に着くまでとても楽しみで、自分の部屋で箱を開けたときの喜びは、今もおぼろげに覚えています。箱の中には、ランナーと言われるプラスチックの枠につながったパーツの他に、説明書や広告などのパンフレットが入っていました。まず、説明書を隅々まで読みます。毎回同じことが書かれているのですが、隅々まで読んで、少ないお小遣いで手に入れた喜びを感じていたのだと思います。

当時プラモデルはそこそこ流行っていて、私が住んでいた田舎にも専門店がありました。私が作っていたのは、ガンダムなどのロボットです。不器用だったのでなかなか理想通りにはできませんでしたが、道具もいろいろ揃えていて、専門書などを見てかっこよく作る方法を真似ていました。例えば説明書通りに作るだけでなく、パテやプラ板で隙間を埋めたり、武器や装備を追加したり、さらにはムギ球と呼ばれていた今のLED電球のような小さな豆球と電池を入れて、目を光るようにしていました。ロボットなので戦った後の雰囲気を出すために、きれいに出来上がったものをわざと汚したり、傷をつけたり、壊れたように見せるようなことにもチャレンジしていました。またロボットだけでなく、ジオラマも作成していました。ジオラマとは、戦場地や格納庫などの情景模型のことです。今思えば、全て低レベルだったような気がしますが、当時は夢中になって作っていました。

写真:本人の作品 最近、息子も成長し、よく一緒におもちゃ屋さんに行きます。どうせ買い与えるなら、完成品を買うのではなく、物作りの楽しさを分かってもらおうと、簡単なプラモデルを買ってあげたりします。子供の頃と違い、ガンダムもずいぶんかっこいいものができています。懐かしく思い、つい自分の分も買いました。そして約30年ぶりにプラモデルを組み立ててみました。実際に組み立ててみると、ただかっこよくなっているだけでなく、とても進歩していることに驚きました。まず、接着剤がいらないのです。そして色もほとんど最初からついていて、自分で塗る必要がないのです。以前は、接着剤もプラモデル用の塗料も有害のシンナーが使われていたので、この進歩は大きいです。他にも隙間がほとんどできないし、ランナーとの接続部分も少なくなっていて、きれいに仕上がります。シール(デカール)も、昔は水に浸してスライドさせるという手間のかかる作業でしたが、今は重ねてこすりつける転写式で、簡単にできるようになりました。
(写真:本人の作品)

実際にプラモデルを組み立ててみて、作る楽しさは昔と同じでした。思いがけず、ひとつ古い趣味が復活しました。皆さんの趣味はなんでしょうか。子供の頃の趣味を、もう一度始めてみるのはいかがでしょうか?

2011/10/26 Posted by A.Y.

掲載する写真は、文章と一緒に寄せていただきました。