紀陽情報システム株式会社

コラム

レンガ積み職人の話

「レンガ積み職人の話」ってご存知ですか?マネジメント研修や自己啓発本などで、よく使われるお話です。今回のコラムは、このお話をご紹介します。

レンガ積み職人の話

ある老人が散歩をしていると、レンガ積みをしている職人が3人いました。
彼が職人一人ひとりに「あなたは何をしているのですか?」と尋ねると、
それぞれ次のように答えました。
職人A:「見ての通り、レンガを積んでいるんだ」
職人B:「レンガを積んで塀を作っているんです」
職人C:「人の心を癒す教会を作っているんですよ」

同じ作業をしている職人たちですが、考えていることが違います。
職人Aは、レンガを積むことが目的になっており、目の前の作業をこなしているだけになっています。
職人Bは、レンガを積み上げれば、立派な塀ができることは分かっていますが、全体は見えていません。
職人Cは、単純なレンガ積みも、やがて塀になり、さらには立派な教会になり、多くの参拝者が訪れるという社会的な意義を考えて作業しています。

一見すると、職人Cが一番イキイキとしているようで、良い仕事をしているように思いますが、この話はどれが正解というものではありません。「物事を見る、取り組む際の視点の高さ」には、それぞれ違いがあるということを伝えています。

写真:矢印
これを私たちのような、システム開発の仕事に当てはめて考えてみます。
職人Aは、入社間もない若手社員です。この頃は、先輩社員からの指示を一生懸命にこなすことが仕事になるでしょう。また、中堅・ベテラン社員でも、脇目も振らずに一つの仕事に集中することもあります。
職人Bは、入社から数年経った中堅社員です。この頃になると、随分仕事にも慣れてきます。仕事だけではなく、自分自身のスキルアップのために、新しい技術や知識の習得といった中期的な目標に専念する時期も大切です。
職人Cは、チームリーダーや管理者です。価値創造の視点に重点を置き、プロジェクトを進めなければなりません。

このように会社やチームの一員として仕事をする上では、「物事を見る、取り組む際の視点の高さ」を時と場合によって使い分けたり、立場や役割に応じて重点を置くところが違うことを理解することが大切です。これによって、物事に取り組むモチベーションや、その成果も変わってきます。みなさんも、まずは今の自分が、どの職人に当てはまるのかを考えてみてください。

2012/02/27 Posted by Y.Y.