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コラム

サッカーワールドカップ

今から21年前、1993年のワールドカップアメリカ大会アジア予選で、初めてサッカー日本代表の試合を見ました。当時Jリーグが開幕し、日本にプロのサッカーリーグが発足、世の中はサッカー一色の雰囲気でした。日本代表は着実に勝ち点を重ね、アジア最終予選の対イラク戦、勝てば日本サッカー史上初めてのワールドカップ出場が決まる、というところまでこぎつけていました。しかし後半ロスタイムに、まさかの同点ゴール。このゴールが決まった時の映像・衝撃・沈黙は、今でも鮮明に覚えています。あの「ドーハの悲劇」から21年、今や日本代表はワールドカップに出場することが、当たり前の時代になりました。

サッカーのワールドカップは、正式には「FIFA World Cup」という名称で、国際サッカー連盟(FIFA)が主催する4年に1度のナショナルチームによる、サッカーの世界大会です。第1回大会は1930年にウルグアイで開催され、1930年から2014年のブラジル大会まで20大会が開催されました。最多の優勝国はブラジルの5回、次いでイタリアおよびドイツの4回となっています。日本代表は1998年フランス大会に初めて出場し、そこから今大会まで5大会連続で出場し、大会成績は5大会を通して4勝9敗4引分。最高成績はベスト16となっています。女子日本代表(なでしこジャパン)は、2011年に見事優勝を果たしています。

トロフィー
さて、サッカーワールドカップといえば、このトロフィーです。サッカーの試合自体を見なくても、このトロフィーは誰もが1度は見たことがあると思います。実は、このトロフィーは3代目なのです。初代は1930年、当時のFIFA会長ジュール・リメ氏が、優勝トロフィーを寄贈しました。これにちなんで、ワールドカップの優勝トロフィーは「ジュール・リメ・トロフィー」とも呼ばれていました。この「ジュール・リメ・トロフィー」は1970年にブラジルが3回目の優勝を果たした際に、その功績をたたえてブラジルに永久に渡されることになりました。しかし1983年に盗難に遭い、当時の必死の捜査にも関わらず、今も発見されていません。そのため、現在ブラジルに保管されているジュール・リメ・トロフィーはレプリカなのです。


その後、1971年にFIFAは2代目トロフィー製作のためのコンテストを公募しました。誰もが目にしたことのある、サッカーワールドカップのトロフィーは、シルヴィオ・ガッツァニーガという、イタリアの彫刻家がデザインしたものです。驚くことに、トロフィーのデザイン料は、なんと!0円だったそうです。現在の3代目トロフィーは、2005年にデザインが若干修正され、素材も純金製となっています。今後トロフィーは、2038年に新しいものに置き換えられる予定です。なぜなら、計算によるとその頃、現在のトロフィーに優勝チームの名前を刻む場所がなくなるからです。それまでの間に、日本代表はその名をトロフィーに刻むことができるでしょうか?まだまだ夢は続いていきます。

今回紹介した、トロフィーにまつわる話だけでなく、サッカーワールドカップには、その長きにわたる歴史とともに、さまざまなエピソードやドラマが数多く残されています。そういったところから、この夏季オリンピックに並ぶ、世界最大のスポーツイベントを楽しんでみるのも良いのではないでしょうか?私は今から次大会が楽しみです。

2014/07/22 Posted by H.T.