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コラム

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「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産に登録されて、早くも10年が経過しました。私が育った「那智勝浦町」も世界遺産エリアであり、「熊野那智大社」や「那智山青岸渡寺」、「補陀洛山寺」、「熊野古道」などたくさんの名所があります。また「日本一の那智の滝」や「生マグロ水揚げ日本一」の町としても知られています。今回はそんな那智勝浦町の知られざる驚き、おもしろスポットをご紹介したいと思います。

日本一短い川「ぶつぶつ川」
那智勝浦町粉白(このしろ)を流れる2級河川です。川の全長はなんと13.5メートル!2008年10月に2級河川に指定され、「日本一短い河川」となりました。名前の由来は水が湧き出るときに、空気の泡が「ぶつぶつ」と出るところからと言われています。「川の全長が一目で見渡せる」、そんな川もなかなかないのではないでしょうか。ちなみに日本最長の「2級河川」も、和歌山県内にあることをご存じでしたか?「日高川」が「日本最長の2級河川」です。

写真:ぶつぶつ川
(写真:ぶつぶつ川)

続いて、那智勝浦町は「温泉の町」としても大変有名ですが、誰もが知っている温泉ばかりを巡っていてもつまらない。そこでとっておきの温泉をいくつかご紹介します。入るには若干の勇気と思い切りが必要ですが、なかなか体験できない開放感が味わえること間違いなし。どれも100%源泉かけ流し!しかも「無料」です。

◆井関温泉「たらいの湯」
写真:井関温泉「たらいの湯」那智勝浦町井関にある温泉です。県道46号線からあぜ道に入ったところにあります。名前から想像がついた方もいらっしゃるかもしれませんが、実物は想像を超えるスケールです。基本的には地元のお母さん達が野菜を洗ったりしているわけですが、決して入浴禁止!ではありません。地元の人も夏場には入浴したりしていますし、湯量は豊富なので快く迎え入れてもらえます。ただし、脱衣場等の設備はありませんし、県道からは丸見えです。ぜひ、水着着用でどうぞ。(それも禁止されておりません。)
(写真:井関温泉「たらいの湯」)

◆岩鼻温泉「ステンレス流し台の湯」
那智勝浦町川関(かわせき)にある温泉です。これまたその名の通り、「ステンレス流し台」が浴槽となっております。しかも「たらいの湯」よりも、かなりの道沿いです。こちらも地元のお母さん達が野菜を洗いに来たり、ポリタンクにお湯を汲んで持って帰ったりしています。こちらも脱衣場はありませんのでご注意を!温度は35度〜36度と、かなりぬるめですが、夏場なら十分です。

写真:岩鼻温泉「ステンレス流し台の湯」
(写真:岩鼻温泉「ステンレス流し台の湯」)

実はこの近辺に「那智天然温泉」という、とても素敵な温泉があったのですが、平成23年の台風12号による大洪水で壊滅状態となり、今なお再建されていません。ただ、お湯だけは今も湧き出しているので、いつの日かまた心地よい露天風呂に入れることを期待しています。このコラムを読んでいただいたのも何かの縁。ぜひ一度、足をお運びください。

2015/09/25 Posted by Y.M.

掲載する写真は、1枚目は和歌山県からのご提供、2枚目以降は文章と一緒に寄せていただきました。