紀陽情報システム株式会社

コラム

土との戯れ

写真:ある日の夕食 私の趣味の1つである、陶芸についてご紹介したいと思います。私と陶芸との出会いは、大学キャンパス内でのサークル勧誘がきっかけです。新入生の私は、授業の空き時間にキャンパス内を歩いているところ、「今、陶芸がブームなのをご存知ですか?!」といったビラを渡され、促されるままにベンチに座り、先輩の説明を聞きました。私は昔から物作りが好きで、「あぁ、面白そうかも」といった印象を持ち、また部費も安いことから、とりあえず入部しました。それから「長続きするのか?」と思っていたものの、結果的に大学4年間で夢中になっていました。人間関係にも恵まれたのかもしれませんが、陶芸を楽しくすることができ、興味も尽きることがありませんでした。また、展示会や学園祭、一般の方への陶芸教室開講等、様々なことを経験する機会もありました。そして、社会人になってからも、合間を見つけてはロクロを回す為に近所の教室へ通い、また遠隔地勤務となった時も、その土地で陶芸教室があれば通うくらいになりました。以上が、私と陶芸との出会いから今までの経緯です。
(写真:ある日の夕食)


次に陶芸というと、まず土が必要です。これがないと当然のことながら、陶芸は始まりません。逆に言うと、土(粘土)と水があれば、とりあえず出来る、とも言えます。一般的には「陶芸=ロクロ」というイメージがありますが、ロクロは必須ではありません。ロクロは、あくまで1つのツールであり、形成手段は他にも手びねり、板作りなどがありますので、作る物によって、使い分ける事が大切です。また土と言っても、沢山の種類があります。土はそれぞれ、含まれる成分が異なり、形成時の扱い(よく伸びる・あまり伸びない、きめが粗い・細かいなど)もさることながら、焼き上がりも異なります。また形成も手だけでなく、道具を的確に使い分けることにより、スムーズに行う事ができます。
(写真:ある日の夕食)


写真:ある日の夕食 実際に作陶するにあたり、作りたい物や色をイメージする事が大切です。またその色に仕上げるには、どの釉薬(ゆうやく※)が必要で、またその色を活かす土はどれか、そしてその形に仕上げるには、どの形成方法が最適かを見極める必要があります。上記で「陶芸=ロクロではない」と言ったのは、正にこういった理由からです。ロクロは、一定の速度で回転するものなので、一定の遠心力がかかり、ほぼ出来上がりは真円となります。よって、自分が作りたい物が円でない場合、まずロクロは形成方法から除外されます。そういったことから、陶芸=ロクロではありません。ただ、ロクロを形成の間に少し入れる、といった選択肢もあります。
(写真:ある日の夕食)


最後に、陶芸をするうえで最も大切なことは「楽しむ気持ち」だと思います。どんな趣味にも言えることかもしれませんが「楽しくないと続かない」または「楽しめないと続かない」と思います。そして、自分で作ったものを実際に使ってみることで、作品に愛着も湧き、食器であれば「今度はこんな食器で食べたい!」といった創作意欲も湧くことでしょう。私は自宅での食事に、よく自分で作った食器を使っています。毎回『今度はこんな形のお皿で食べたい、こんな茶碗でご飯を食べたい』と思い描きながら・・・みなさんも子供の頃のように、土と遊んでみませんか!?

2015/05/25 Posted by D.K.

※ 釉薬(ゆうやく):うわぐすりのこと。
掲載する写真は、文章と一緒に寄せていただきました。