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WORK & PEOPLE

仕事と人

社員インタビュー

金融システムのスペシャリストとして、
地域経済の活力を支える力

PROFILE
金融システム部
堀田さん
▶2019年入社/社会学部卒

地元の和歌山に貢献できる仕事という思いを軸に就職活動を行う。そのなかで、和歌山の金融機関や自治体を中心にITシステムを通してさまざまなソリューションを提供し、地元に貢献しているKJSと出会う。大学ではITと無縁だったが、「文系大歓迎」という採用方針にも背中を押され、入社を決意する。

SCROLL

現在の仕事内容について

融資業務の利便性向上に取り組み、地域産業の振興・活性化につなげていく

主に紀陽銀行向けを中心とした融資支援システムの開発・改修・保守を行っています。融資支援システムには、銀行における融資業務(融資稟議、格付自己査定など)を支えるさまざまな機能があります。その機能をしっかりと把握したうえで、たとえば、営業店の事務効率を向上させるといった日常的な改修から、紙の帳票や契約書をデジタルに置き換え、起票から管理まですべてを電子化する大規模なシステム改修まで、あらゆるカスタマイズや保守運用に携わっています。私の業務は改修の大小を問わず、要件定義に始まり、設計、製造、テスト、リリース作業までを担うこと。それを完遂して無事にシステムを稼働させ、融資業務の利便性向上を図ることで、地元企業の事業資金ニーズにスピーディに対応。地域産業の振興・活性化につなげていくことに、やりがいを感じています。

印象に残るエピソード

クラウド移行への大プロジェクトに参加し、大きな達成感を味わう

当部が携わる紀陽銀行の融資支援システムと営業支援システムを、オンプレミス(※)からクラウドへ移行した基盤更改プロジェクトが印象に残っています。私が担当したのは、改修に向けたプログラミングを終えた300ほどある融資支援システムの利用画面を、実際の環境と同じテスト環境に載せ、打鍵による動作確認をする業務。数多くの苦難がありました。まず確認は複数人で分担したものの、入力画面が幾重にも遷移するため、作業量が膨大でした。また、プログラミングを一斉に行ったため、画面遷移の整合性に問題がないか、慎重かつスピーディな点検が求められました。さらにクラウドという利用環境の変化により、表示の乱れや動作不良を起こす画面があり、解決のためにクラウドの構造・特性を深く理解する必要もあったのです。かなりハードな現場でしたが、そのおかげでテスト業務のスキルが鍛えられましたし、クラウドに精通する機会にもなりました。約1年にわたるプロジェクトでしたが、無事に稼働した時はホッとすると同時に、大きな達成感を得たことを覚えています。

※オンプレミス:サーバやネットワーク機器、ソフトウェアなどを自社で保有し、システムを運用すること。

VIEWPOINT

人口減少や人手不足などの地域課題への思い

和歌山をはじめ、地方の深刻な問題は、人口減少に伴う人の流動性低下、働き手の不足です。その解決の糸口は、金融機関や地方自治体で人が担っていた仕事をITシステムに置き換え、最適な人材配置を実現することだと思います。それにより、地域産業や行政の活力を支え、人の流動や企業誘致へつなげる。リモートワークを導入して、どこにいても魅力的な地方にアクセスできる環境を整える――。ITシステムは、こうした地域活性化の「基盤を担う力」だと感じています。

これからの目標について

スペシャリストを経てプロジェクトリーダー、システム責任者へと成長していきたい

まず融資支援システムのスペシャリストになることが直近の大きな目標です。そのために要件定義などの上流工程や製造・テストなど、業務をトータルでこなす経験を積み、専門性を高めたいですね。また、営業支援システムなど、部内での他のシステム改修をサポートする機会も多いため、他システムや勘定系システムなどの知識も増やす必要があります。そこで、各分野に精通する方々とのコミュニケーションを積極的に重ね、知見を蓄える努力をしています。当社にはそうした方々と連携しやすい環境や、さまざまな改修作業への参画、手厚い研修体制といった“学び”につながる機会が整っているので、私のように文系出身者でも金融システムに精通できるチャンスが数多くあります。そうした環境や機会を生かし、やがてはプロジェクトリーダー、システム責任者へと成長して、地域活性化に貢献していきたいと考えています。

ITエンジニアとして大きく成長したい。
そこには地域貢献への熱い思いがある。