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WORK & PEOPLE

仕事と人

社員インタビュー

銀行のシステム開発を通じて、
30万人ものお客さまの日常を支える

PROFILE
紀陽システム部
吉田さん
▶︎2017年入社/経済学部卒

ものやサービスを提供し、誰かの役に立ちたいという思いがあったことから、「ものづくり」を志向。それに加えて「会社の雰囲気」を軸に就職活動を行う。そのなかでも、ものやサービスを提供できる仕事であり、役員や社員の方からアットホームな社風が感じられたことが決め手で、KJSに入社した。

SCROLL

現在の仕事内容について

お客さまが日々使用する、いま注目のスマホアプリのAPI開発を担う

紀陽銀行の勘定系システムの開発・保守を担う紀陽システム部のなかでも、私は提携系グループに所属し、紀陽スマートアプリ「キヨスマ!」のAPI(※)やATMのシステムなど、紀陽銀行のお客さまが直接使用するシステムの開発を行っています。「キヨスマ!」は、お客さまがスマホで残高照会、口座開設、税公金などの支払いができるアプリ。いまや30万人のお客さま(2024年3月時点)が利用されています。そうしたなか、紀陽銀行では「新たな機能を追加したい」という要望がどんどん生まれ、当グループでは継続的にその要望に対応しています。日々お客さまが手元で便利に利用されているものなので、サービスが止まってしまうと、30万人もの方にご迷惑がかかる。常にそうしたプレッシャーはありますが、新しい機能を開発・リリースし、稼働した際は、大きなやりがいを感じます。また、一方で、開発中に難しい壁にぶつかる時も多々ありますが、「どうしたらうまくいくか」と、そのなかで知恵を絞る面白さも感じています。

※API:ソフトウェアやプログラム、Webサービスの間をつなぐインターフェースのこと。システム同士をつないで、機能や仕組みを共有するための接点とも、外部のアプリと情報をやりとりできる窓口とも言える。

印象に残るエピソード

案件リーダーを任されたことが、自身の成長の転機に

入社以来、勘定系グループに所属し、主に預金業務・融資業務に関するシステムを担当していた私が、現在の提携系業務に携わりはじめたのは5年目のこと。 この年初めて、案件リーダーとして、「キヨスマ!」の新機能開発プロジェクトを任されたことが印象に残っています。難しかったのは、それまでの紀陽銀行の行員が使うシステムとは異なり、一般のお客さまの目線をしっかり考慮してシステムを設計しなければならなかったこと。また、案件リーダーとして、社内メンバー、ベンダーを含めたプロジェクトメンバーをマネジメントするのも初めてでした。そのうえ、開発期間も短かったため、苦労の連続でした。しかし、その分、リリースに至った際には、顧客目線を重視した開発はもちろん、紀陽銀行の担当者とのコミュニケーション、プロジェクト全体のスケジュール管理、ベンダーコントロールなど、多くのことを学べたことを実感。この経験が自身の成長の転機ともなりました。

VIEWPOINT

人口減少や人手不足などの地域課題への思い

2050年までに20代から30代の女性が半減し、最終的には和歌山県内の23の市と町が消失する可能性があると、ニュースで知り、衝撃を受けました。そんな未来を回避するために、ITで貢献できることはたくさんあると思います。たとえば、観光地にサテライトオフィスをつくるなど、KJSがリードして、和歌山県全体のIT環境を整備したり。さらにそれによりITの大手企業を誘致して、若者に移住してもらい、観光地を活性化するというのも一つのアイデアかなと思っています。

これからの目標について

自分自身の軸を確立し、理想のプロジェクトマネージャーになる

5年目に案件リーダーとなり、その後、正式に管理職に昇格し、現在は提携系グループのリーダーを務めています。案件リーダーとは違い、リーダーになると、自身の判断でプロジェクトを推進していくことができ、裁量が大きくなるため、以前にも増して、「自分が責任を負うプロジェクト」という意識が強くなりました。今後もリーダーとして、さまざまなプロジェクトを経験し、そのなかでチームの進捗管理やマネジメント能力をさらに磨いていきたいですね。そして、ゆくゆくは大規模プロジェクトを束ねるプロジェクトマネージャーになれればと思っています。私が考える理想のプロジェクトマネージャーは、メンバーそれぞれからいろんな意見が出てきた時、みんなに一つの目標を指し示すことができる人。そのような人になるためには、業務における私自身の軸をもっとしっかり確立させていかなければと、いま心に刻み込んでいます。

地域の人びとの暮らしをより便利に――。
その思いが、私の気持ちを奮い立たせる。