
WORK & PEOPLE
社員インタビュー
常に向上心を持って業務に取り組み、
行政システムの利便性向上に貢献する
- PROFILE
- 公共システム開発三部
- 坂井さん
- ▶2023年入社/外国語学部卒
大学3年の時、IT業界に就職を決めた先輩から話を聞き、ITの可能性や成長性、仕事の面白さに興味を持つ。生まれ育った和歌山を生活拠点と決めていたため、地元を代表する紀陽フィナンシャルグループの一員で、全国の地銀系システム会社のなかでも有数の規模を誇るKJSに魅力を感じて入社を決める。
現在の仕事内容について
自治体のシステムに関する課題に向き合い、その解決へと導いていく
和歌山をはじめ近隣府県の自治体向け行政システムを提供する部署に所属し、主に自治体組織そのものが活用する財務会計システムの仕様書作成・開発・検証業務、問い合わせ対応業務に従事しています。仕事は、既存システムの機能追加や不具合、あるいは新システム導入の相談に始まり、その詳細のヒアリング~仕様書の作成・開発・導入までのすべて。1年目の秋までは、機能追加など仕様決定後の開発が主な担当でしたが、現在はヒアリングや仕様書作成業務を中心に担当しています。お客さまの要望をかなえるためにはどんな改修が必要なのか? 仕様書通りに動かないエラーの原因は何なのか? さまざまな改善策・検証を通して課題に向き合い、原因究明・解決へと導くことに面白さややりがいを感じています。また、自治体のシステムは少しのミスが多くの人に影響を与えるため、常にそれを意識し、業務の質を上げるよう努めています。

印象に残るエピソード
当時の自分の力を上回る開発に参加し、成長のきっかけをつかむ
配属直後に参加した、ある自治体さまの財務会計システムの導入開発が印象に残っています。経験も少なく、最初は不安でした。しかし先輩から「あまりできる経験ではない。いい機会だ」と言われ、まず任されたのが、旧システム内のデータを、新規システムに移行する作業。2000行に及ぶ膨大なコードを読み込んで、コードとシステムの関連を把握する必要があり、ひたすら考え続け、頭は常にパンク状態(苦笑)。なんとか移行作業を完了させた後も、各種のカスタマイズ作業、膨大な検証作業、不具合箇所の改良……と、多くのメンバーとともに無我夢中で取り組みました。システムが想定通りの動きになり、最終的に完了させることができた時はとてもうれしく、また「自分にもできる」という自信も得られました。そして何よりも、数々の難問と向き合ったことで、人に頼るばかりではなく、自らで考え学ぶことの大切さにも気づき、自分で“解”を見つけられるようになったのは大きな収穫でした。

VIEWPOINT
人口減少や人手不足などの地域課題への思い
さまざまな業務のデジタル化を推進し、働く人すべての業務軽減や利便性向上に貢献していくことが、地域の人口減少や人手不足に歯止めをかける大きな一歩になると思います。たとえば、電子決裁システム導入のレクチャーで、ある自治体さまを訪れた際に体感したのは、いままで大量にあった紙の情報が、一つのシステム上ですべて管理できたという事実。このようにIT活用で業務改善できる余地はまだまだあり、私たちのやるべきことは山積しています。
これからの目標について
積極性と“守破離”を忘れず、地域に貢献できるIT人材を目指す
今後も自ら積極的に知識を吸収していくスタイルを基本に、スキルを磨きたいと考えています。私は“守破離”(※)という言葉が好きです。学んだ基礎をベースに、良いものを取り入れ、自分なりのスタイル・個性を生かしたSEを目指したいですね。そのプロセスのなかで、私が先輩から受けたような指導・サポートを、後輩に実践できる先輩になりたい。IT業界は未経験でも活躍できると感じていますが、実際には精神的にハードな局面もあり、支えとなる先輩や上司の存在が不可欠です。その点、KJSには「すごい!」と尊敬できる先輩・上司がたくさんいますし、そのなかには未経験から始めた方も多くいます。こうした先輩方の存在は、入社して初めてわかるKJSの大きな魅力です。私自身そうした環境を生かして、常に自らの積極性と“守破離”を忘れず、向上心を持って業務に取り組み、地域に貢献できるIT人材に成長していきたいと考えています。
※守破離:武道や芸道などで、修業における段階を示す言葉。「守」は型や技の基本を忠実に守り、確実に身につける段階、「破」は良いものを取り入れ、心技を発展させる段階、「離」は独自の新しいものを生み出して確立させる段階を指す。

経験を積みながらスキルを磨いていく。
それは必ず、地域のIT化推進に役立っていく。